焼き鳥チェーンとハンバーガー帝国の異色タッグにネットが沸騰
焼き鳥チェーン「鳥貴族」が、ハンバーガーチェーン「マクドナルド」のフランチャイズ店を運営する企業を買収した──。この一報が2024年5月14日に報じられると、X(旧Twitter)をはじめとするSNSは驚きと憶測の声で溢れかえりました。「なぜ?」「どういうこと?」と多くのユーザーが関心を寄せるこの”異色のM&A”は、なぜ今行われたのでしょうか。ネット上の反応と共に、その背景と狙いを探ります。
何が起きた?「鳥貴族」による「マクドナルド」運営会社の子会社化
まず、事実関係を整理しましょう。
鳥貴族ホールディングスは2024年5月14日、マクドナルドのフランチャイジー(加盟店運営企業)である株式会社アオキの全株式を取得し、完全子会社化することを発表しました。
- Who(誰が): 焼き鳥チェーン「鳥貴族」を運営する鳥貴族ホールディングス
- What(何を): マクドナルドのフランチャイズ店を愛知県で14店舗運営する株式会社アオキを買収
- When(いつ): 2024年5月14日に発表
- Why(なぜ): 鳥貴族HDは、アオキ社の理念への共感と、外食事業におけるノウハウ共有によるシナジー(相乗効果)を目的として挙げています。これは、鳥貴族が中期経営計画で掲げる「グローバルチキンフードカンパニー」への成長戦略の一環とされています。
つまり、鳥貴族が直接マクドナルドの店舗を運営するわけではなく、マクドナルドの運営ノウハウを持つ企業をグループに迎え入れた、というのが今回のニュースの骨子です。
「理解が追いつかない」SNSを駆け巡った様々な声
この意外な組み合わせのニュースに、ネット上では様々な反応が巻き起こりました。
驚きと困惑の声
最も多かったのは、やはり純粋な驚きの声です。
「鳥貴族がマックを!?情報量が多くて脳がバグった」
「異業種すぎて、どういう狙いがあるのか全く想像がつかない」
「三度見したけど、やっぱり鳥貴族がマック運営会社を買収してる…」
といった投稿が相次ぎ、多くのユーザーにとって青天の霹靂であったことがうかがえます。
期待と称賛の声
一方で、このM&A(合併・買収)を鳥貴族の巧みな経営戦略と捉え、期待を寄せる声も多数挙がっています。
「これは面白い一手。マクドナルドのオペレーションを学んで、自社の『トリキバーガー』に活かす気だ」
「世界一のファストフードチェーンのノウハウを吸収できるのは大きい。鳥貴族の本気度が伝わる」
「単なる焼き鳥屋で終わらないという強い意志を感じる。応援したい」
など、特に鳥貴族が自社で展開するハンバーガー業態「トリキバーガー」の成長と結びつける考察が多く見られました。
大喜利的な盛り上がりも
この意外なニュースは、ユーモアあふれる「大喜利」の格好の的にもなりました。
「そのうちマックで『とりあえず、生!』って言えるようになる?」
「ビッグマックセットに『かわ串(たれ)』が付いてくる未来」
「『メガポテト』ならぬ『メガ釜飯』の登場に期待」
こうしたユニークな投稿が拡散され、話題のすそ野を広げる一因となりました。
まとめ・考察:焼き鳥屋から「グローバルチキンフードカンパニー」へ
今回の買収劇は、単なる事業領域の拡大というだけでは説明がつきません。その背景には、鳥貴族が掲げる壮大なビジョンがあります。
マクドナルドは、品質(Quality)、サービス(Service)、清潔さ(Cleanliness)を徹底する「QSC」という概念を世界中に広めた、ファストフードオペレーションの王者です。その運営ノウハウをグループ内に取り込むことで、鳥貴族は自社の「トリキバーガー」事業を飛躍的に成長させる狙いがあると考えられます。
また、将来的には海外展開を本格化させる上で、世界基準の店舗運営システムを学ぶことは不可欠です。今回の買収は、「日本の焼き鳥屋」から、鶏肉を軸とした「グローバルチキンフードカンパニー」へと脱皮するための、極めて戦略的な一手と言えるでしょう。
一見すると突飛に見えるこのニュースは、鳥貴族の未来に向けた明確な意思表示なのかもしれません。今後、両社のノウハウが融合し、どのようなシナジーを生み出していくのか。外食業界の新たな挑戦から目が離せません。


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