サッカー・プレミアリーグの優勝争いを左右する大一番、リヴァプール対マンチェスター・シティの一戦が、試合内容の濃密さだけでなく、試合終了間際の「ある判定」をきっかけにネット上で大きな議論を巻き起こしています。世紀の天王山で一体何があったのでしょうか。
優勝を占う大一番、勝負の行方はドローに
現地時間3月10日に行われたイングランド・プレミアリーグ第28節、首位リヴァプールと2位マンチェスター・シティによる直接対決。世界最高峰と称される両チームの対戦は、まさに頂上決戦にふさわしい激しい展開となりました。
試合は前半23分、シティのDFジョン・ストーンズ選手がコーナーキックから先制点を挙げます。しかし後半5分、リヴァプールのMFアレクシス・マクアリスター選手がPKを決めて同点。その後は一進一退の攻防が繰り広げられましたが、互いに決め手を欠き、試合は1-1の引き分けに終わりました。
この結果、前日に勝利していたアーセナルが得失点差でリヴァプールを上回り首位に浮上。シティは3位となり、3チームがわずか勝ち点1差にひしめく、史上稀に見る大混戦となっています。
ネットを二分する「VAR判定」とは
この試合で今、SNSを中心に最もホットな議論となっているのが、後半アディショナルタイムのプレーです。
ペナルティエリア内で浮き球を処理しようとしたリヴァプールのマクアリスター選手に対し、シティのFWジェレミー・ドク選手の足裏が胸に入る形となりました。リヴァプールの選手やスタジアムのファンは一斉にPK(ペナルティキック)を主張しましたが、主審はプレーを流します。
その後、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるチェックが入りましたが、結果は「PKではない」との判定。これが試合の最終盤だったこともあり、勝敗を決定づけかねないジャッジに、ネット上では賛否両論が渦巻く事態となったのです。
Xでの反応まとめ「世紀の誤審」「ボールに行ってる」
この判定に対し、X(旧Twitter)では様々な意見が飛び交っています。
まず、PKを主張する声としては、
「どう見ても危険なプレー。胸に足裏が入ってPKじゃないのはあり得ない」
「ボールに触ってるかどうかが問題じゃない。プレーの危険性が考慮されるべき」
「世紀の天王山を審判が台無しにした。これは歴史に残る誤審だ」
といった、判定への厳しい批判が数多く投稿されています。
一方で、判定を支持する意見も見られます。
「ドクは明らかにボールに先に触っている。不可抗力だ」
「マクアリスターもボールに向かって体を寄せている。お互い様の部分もある」
「スローで見ると危険に見えるけど、実際のスピード感なら妥当な判定」
など、プレーの意図や状況を鑑みればPKではないとする声が挙がっています。
また、判定そのものとは別に、試合全体のレベルの高さを称賛する声も多く、特にリヴァプールの遠藤航選手がシティの司令塔、ケヴィン・デ・ブライネ選手を封じ込めたプレーには、「今日のMVPは遠藤」「デュエル最強すぎる」といった賞賛が日本のファンから殺到しました。
まとめ:判定一つが歴史を変える可能性
今回の引き分けという結果と、物議を醸したVAR判定は、今後のプレミアリーグ優勝争いに計り知れない影響を与える可能性があります。もしあのプレーがPKと判定され、リヴァプールが勝利していれば、勝ち点差は大きく開いていました。逆に、この勝ち点1が最終的にシティを助けることになるかもしれません。
テクノロジーの導入でより公平な判定が期待されるVARですが、最終的な判断は人間が下すものであり、その解釈が人によって分かれる難しさを改めて浮き彫りにした一戦だったと言えるでしょう。クロップ監督とグアルディオラ監督による最後のプレミア直接対決とも言われたこの試合は、サッカー史に残る名勝負として、そして大きな議論を呼んだ試合として、長く語り継がれていくことになりそうです。

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