家庭菜園を始めてみたいと思った時、まず育ててみたくなる野菜のひとつが「ニンニク」。ニンニクはスーパーで買うと意外と高価ですが、自分で育てればコストを抑えられるだけでなく、育つ過程を楽しめるのも魅力です。今回はその第一歩として、畑に畝(うね)を作り、堆肥をすき込む作業をしたので体験記としてまとめます。
畝づくり作業を始めたのは早朝4時半
作業を開始したのは早朝4時半。まだ薄暗い時間帯ですが、こういう重労働は気温が上がる前にやるのが一番です。スコップと鍬を用意し、いざ畑へ。
最初の工程は畑を大きく掘り起こして、溝を作ること。そこにコンポストで作った堆肥を入れていきます。最初の方は配分がわからなくて、堆肥をケチってしまいました…、最初からガンガンいれていればよかったです。


コンポストの堆肥を投入!虫たちも栄養源に
家庭用コンポストには生ごみを入れているため、一見するとただの土のように見えても、シャベルを入れるとすぐに虫たちの姿が現れます。
特に多かったのは蛆虫。目にすると驚きますが、これも自然の分解者たち。土にすき込めば立派な栄養になり、野菜を元気に育ててくれます。家庭菜園をやっていると、こうした自然の循環を実感できるのが面白いところです。
畝づくりの3つのポイント
堆肥を入れた後は掘り返した土をかぶせ、さらに盛り上げて「畝」を作ります。畝を作る理由には以下の3つがあります。
水はけを良くする
ニンニクは湿気に弱いため、畝を作って余分な水分を逃がすことが大切。
通気性を確保する
土を盛り上げることで根が呼吸しやすくなり、生育が良くなります。
管理のしやすさ
畝ごとに区切ることで、草取りや追肥がしやすく、手入れがぐっと楽になります。
ただ実際にやってみると、スコップで土を盛り上げるのはかなりの重労働。腰に負担がかかり、「これは痛めるかも…」と不安になりつつも、少しずつ形にしていきました。
完成した畝は3本!達成感もひとしお
約2時間かけて作業を進め、ようやく3本の畝が完成。まだシンプルな見た目ですが、畝の中には堆肥がしっかり入っていて栄養たっぷりの土になっています。


畑に畝が並ぶと一気に「野菜を育てる準備が整った」雰囲気に。家庭菜園はこの下準備をきちんとしておくことが、収穫量や野菜の健康状態に直結します。
次の工程はいよいよニンニクの植え付け
畝ができたら、次は種子ニンニクの植え付けです。ニンニクは鱗片を1つずつ分けて植えていくのですが、植える間隔には「10cmごと」「15cmごと」といった複数の方法があります。
今回はいくつかの間隔を試して、どの植え方が一番育ちやすいか比べてみる予定です。植え付けから収穫までは約8か月。来年の初夏に収穫できる日を楽しみに待ちたいと思います。
土づくりを終えて感じたこと
今回の畝づくりで感じたのは、土づくりの大変さと楽しさの両方。体力的には腰にずっしりきましたが、完成した畝を眺めた時の達成感は格別でした。
また、コンポストから出てきた虫たちに驚きつつも、「これも自然の循環の一部」と思うと、家庭菜園の奥深さを改めて実感。野菜づくりはただ食べ物を育てるだけでなく、自然との関わりを体験できる貴重な時間だと感じます。
まとめ:ニンニク栽培の第一歩
こうして3本の畝が完成し、次は種子ニンニクの植え付け。畝づくりは体力勝負ですが、野菜作りに欠かせない大切な工程です。しっかり準備をしておけば、その後の管理や収穫もスムーズになります。
これから数か月にわたり、ニンニクの成長を見守りながら、また随時記録していきたいと思います。家庭菜園を始めたい方やニンニク栽培に挑戦してみたい方の参考になれば幸いです。
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